過去の呪縛過去に縛られた自分

皆さんは、過去の呪縛に縛られている会社に遭遇したことはありませんか?
私はこれまでに多くのそのような会社を見てきました。

会社を健全にしたい、成長させたい、より良いものにしたい!
と願う中で、最も大きな障害となるのが、過去の呪縛に縛られることです。

しかし、この「過去の呪縛」に縛られていることを、社長や上層部があまり意識していないことが、さらに大きな問題です。
コンサルタントとして活動していると、「呪縛=ルールや定説、業界の慣習」などの説明を受けることが多いです。
しかし、なぜそれが必要で、何のために存在しているのかを厳密に論理的に説明できる人はほとんどいないのが現実です。
仮に論理的に説明ができたとしても、それは過去の状況や環境、条件に基づくものであり、現在のコンディションには全く合っていないこともしばしばあります。

一方で、ベンチャー企業やスタートアップ企業、社歴が浅く社長も若い会社、または社長自身がある程度の年齢を重ねているものの、起業して成長している会社も多く存在します。
これらの企業は、そもそも過去の呪縛がないため、様々なモノに縛られている会社よりも成長が早くなる可能性が高いのです。
また、過去の呪縛が成長の壁になっていると理解し、勤めていた会社や組織では乗り越えられないと感じた人が独立した場合、その成長や成功の確率も格段に上がるでしょう。

過去はあくまで経緯やプロセスであり、1つの条件として理解することが重要です。
現在のコンディションは過去とは異なるため、今に合った過去に縛られない経営指針や成長戦略を考えることがベストです。
過去のルールを理由に新しいことを考えないのは、ただの「放棄」、「怠惰」に過ぎません。
これは組織においても同様です。

誰か一人に頼っている組織は、それだけで1つの呪縛に囚われていることになります。
誰か一人に頼るのではなく、みんなを頼ることが自分の意識改革につながり、組織全体の意識改革にもつながります。

変わるのは自分であり、自分たちで変えて作り上げる思考と行動を実践してみてください。

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